2013年7月7日日曜日

TimeMachineのバックアップの信頼性を修復する方法

QNAP TurboNAS TS-421のTimeMachineに突然やってきた悲劇のダイアログ

信頼性を向上するために、新規バックアップを作成する必要があります

提示された選択肢は「後でやる」か「今やる」か
結局どちらも新規バックアップをつくることになる

過去に戻れないTimeMachineなんて
なさけなくて涙があふれそうになりながらぐぐってみたら
修復することができて嬉しかったのでメモっておくことにする

TimeMachineのバックアップはディスクイメージに保存する仕組みになっていて
ディスクイメージ内に構築したHFSファイルシステムが壊れたので
「信頼性が低くなった」と表示したようだ
(fsckしてみたらhard linkの数が合わないって言ってた気がする)

やるべきことは2つ
  1. ファイルシステムを修復すること
  2. TimeMachineの検証状態をリセットすること

面倒だからといって[2]を実施しないと
TimeMachineは新規バックアップ作成を強要してくるので注意

それと、修復作業は時間がかかるのでMacを放置することになる
修復作業中にMacがスリープしないように設定を変更するべきだろう


ファイルシステムを修復する手順

QNAPにadminでログイン

File Stationを開く

共有フォルダの新規作成を開始する

詳細設定をクリックし、手動でパスを入力する
ドロップダウンから.timemachineを選択する
残りのステップはデフォルトのままだったと思う
※普段使っているアカウントでアクセスできるよう権限を設定すること

QNAP(AFP)の「TM」フォルダをクリックしてマウントする

「TM」フォルダがマウントされた様子

「マシン名.sparsebundle」をディスクユーティリティで開く
(ここから次の画像のようになるまで5分くらいかかったかも)

「マシン名.sparsebundle」を開く

「Time Machine Backups」を選択して「ディスクを修復」をクリック

修復している様子

修復完了すると「修復を中止」ボタンが「ディスクを修復」ボタンに変わる
(この画像は作業中のものではないので実際とはことなるかも)

「マシン名.sparsebundle」の中の「com.apple.TimeMachine.MachineID.plist」を書き換える

テキストエディタで開いて

VerificationStateの値を0(ゼロ)に変更する

これで修復作業は完了したので
コンピュータにマウントされている共有フォルダ「TM」を取り出す
QNAPのTM共有フォルダの解除はFile Stationではなくてコントロールパネルで操作するのだが、次回に備えて共有したままにしておいた

メニューバーのTimeMachineで「今すぐバックアップを作成」を始めると...

検証に5分くらいかかったと思う

しばらくしてバックアップが正常に完了

幸運を祈る!